自堕落なサンパウロ生活の果てに④看護師に「痛いっ!」と訴えたら、返答は「嘘つけっ!」という言葉だった(2020年)

サンパウロ生活



2020年3月。

サンパウロにコロナが到着する前。

自堕落な生活が原因で、サンパウロで入院した体験記です(•∀•)

↓前回までのお話し↓

自堕落なサンパウロ生活の果てに③言葉は通じるのに、話の通じない入院生活(2020年)
2020年3月。重篤なおじいちゃんおばぁちゃんに囲まれ、心が弱っていくICU入院。

一般病棟でのご飯

一般病棟に移るころには、私もだいぶ回復していました。

しかしながら、相変わらず点滴は外れません。

しかもやっぱり色々な抗生物質を試されているので、時折副作用におそわれます。

ご飯を頑張っても、半分ほどしか食べられません。

日系の病院なので、日本語が話せる栄養士さんがいました。

「ご飯おいしくないのかしらねぇ。ごめんねぇ。」と。

日本人向けに、日本人が食べやすい特別メニューを考えて、ご飯を作ってくれているんだそう。

口に合わないのかしら?ごめんね、と何度も言われます。

違うんです( ´•̥ω•̥` )

副作用で全く食欲がわかないんです。

そう言ったらフルーツを多めに出してくれるようになりました。

ありがたい( ´•̥ω•̥` )

Mentira (嘘つき)

点滴を打ち続けすぎて、注射針部分が痛い。

グーグル先生によると、同じ場所で薬を入れ続けると痛くなるので、ある程度時間がたったら場所を変える必要があるんだそう。

よって、腕から手首へと代えてもらったわけなんですが。。。

.

変えてもらった場所が痛い。

時間がたっていないのに痛い。

よって、二人でやってきた看護師さんに「痛い」と訴えたわけですが。

「Mentira (嘘つき)」

と、言われました。

.

私はポルトガル語が話せません。

でももちろん、簡単なことならある程度わかります。

さすがにその言葉は知っている。。。

私の目の前で看護師さん二人が、「痛いわけないっ!この子は嘘つきだっ!」と言っております。

.

まじか。。。

確かに私は痛みに弱い。

普通の人なら耐えるのかもしれない。

そう思ってしばらく我慢してみる。

.

が、やっぱり痛い。

もう一度訴える。

しかし、

「彼女は嘘をついているだけだっ!」

と、もう一度言われている。

ポルトガル語がわからないと思って、なめられている。

.

かえてほしいっ!

.

勇気をだして、強めにお願いしてみた。

しぶしぶOK。

しかし、手の甲にしか打てないという。

それこそ嘘だろうっ!?Σ(゚д゚lll)

手首の注射がめちゃめちゃ痛かった私にとって、手の甲なんておそろしくて仕方ない。

もっと肉のある場所あるだろうにっ!?

「嫌だ!別の場所にしてくれ!」

と言ったら、

「じゃあ、喉にさしてやろうか!」

と、怒鳴られた。。。

心の弱い私は何も言えなくて、言われるがまま手の甲におさまった。

.

私が悪いのでしょうか。。。

私がわがままなのでしょうか。。。

そうね。

私が悪いのね。

早い段階で、だんなさまは、

「こんな病院信用ならない。病院かわろう!」

と、言ってくれていました。

でも、事なかれ主義の私が、「そんなこと言わずに様子を見よう」と、病院をかわることを良しとしなかったのです。

自分の判断力の弱さが招いた結果です。

私が悪い。

.

その後私の手首の点滴痕は、真っ青に大きく広がっていきました。。。

連携とは?

もちろん嫌な人ばかりではありませんでした。

フレンドリーな人もいたし、親身になってくれる人もいました。

特に一般病棟の個室に移ってからは、たくさんの病院関係者が、

「困ったことないかい?」

とあたたかな態度で訪ねてきてくれました。

だから、「トイレットペーパーの予備が欲しい」とお願いしたんです。

そしたら、「それは僕の管轄じゃないんだ。」と言って去っていきました。

次の人も。

そのまた次の人も。

.

たくさんの人が訪ねてきました。

訪ねてきた人全員にお願いした結果、トイレットペーパーの予備が届いたのは、次の日のお昼でした。

横の連携は一切とれないみたいです。

残念でした。

.

入院体験記⑤へと、続く

自堕落なサンパウロ生活の果てに⑤やっと退院っ!もう二度と入院しないためにっ!(2020年)
2020年3月の入院体験記。長いようで短い入院生活が終わったっ!

読んでいただいてありがとうございました(´˘` )



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