2020年3月。
サンパウロにコロナが到着する前。
自堕落な生活が原因で、サンパウロで入院した体験記です(•∀•)
↓前回までのお話し↓
一般病棟でのご飯
一般病棟に移るころには、私もだいぶ回復していました。
しかしながら、相変わらず点滴は外れません。
しかもやっぱり色々な抗生物質を試されているので、時折副作用におそわれます。
ご飯を頑張っても、半分ほどしか食べられません。
日系の病院なので、日本語が話せる栄養士さんがいました。
「ご飯おいしくないのかしらねぇ。ごめんねぇ。」と。
日本人向けに、日本人が食べやすい特別メニューを考えて、ご飯を作ってくれているんだそう。
口に合わないのかしら?ごめんね、と何度も言われます。
違うんです( ´•̥ω•̥` )
副作用で全く食欲がわかないんです。
そう言ったらフルーツを多めに出してくれるようになりました。
ありがたい( ´•̥ω•̥` )
Mentira (嘘つき)
点滴を打ち続けすぎて、注射針部分が痛い。
グーグル先生によると、同じ場所で薬を入れ続けると痛くなるので、ある程度時間がたったら場所を変える必要があるんだそう。
よって、腕から手首へと代えてもらったわけなんですが。。。
.
変えてもらった場所が痛い。
時間がたっていないのに痛い。
よって、二人でやってきた看護師さんに「痛い」と訴えたわけですが。
「Mentira (嘘つき)」
と、言われました。
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私はポルトガル語が話せません。
でももちろん、簡単なことならある程度わかります。
さすがにその言葉は知っている。。。
私の目の前で看護師さん二人が、「痛いわけないっ!この子は嘘つきだっ!」と言っております。
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まじか。。。
確かに私は痛みに弱い。
普通の人なら耐えるのかもしれない。
そう思ってしばらく我慢してみる。
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が、やっぱり痛い。
もう一度訴える。
しかし、
「彼女は嘘をついているだけだっ!」
と、もう一度言われている。
ポルトガル語がわからないと思って、なめられている。
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「かえてほしいっ!」
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勇気をだして、強めにお願いしてみた。
しぶしぶOK。
しかし、手の甲にしか打てないという。
それこそ嘘だろうっ!?Σ(゚д゚lll)
手首の注射がめちゃめちゃ痛かった私にとって、手の甲なんておそろしくて仕方ない。
もっと肉のある場所あるだろうにっ!?
「嫌だ!別の場所にしてくれ!」
と言ったら、
「じゃあ、喉にさしてやろうか!」
と、怒鳴られた。。。
心の弱い私は何も言えなくて、言われるがまま手の甲におさまった。
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私が悪いのでしょうか。。。
私がわがままなのでしょうか。。。
そうね。
私が悪いのね。
早い段階で、だんなさまは、
「こんな病院信用ならない。病院かわろう!」
と、言ってくれていました。
でも、事なかれ主義の私が、「そんなこと言わずに様子を見よう」と、病院をかわることを良しとしなかったのです。
自分の判断力の弱さが招いた結果です。
私が悪い。
.
その後私の手首の点滴痕は、真っ青に大きく広がっていきました。。。
連携とは?
もちろん嫌な人ばかりではありませんでした。
フレンドリーな人もいたし、親身になってくれる人もいました。
特に一般病棟の個室に移ってからは、たくさんの病院関係者が、
「困ったことないかい?」
とあたたかな態度で訪ねてきてくれました。
だから、「トイレットペーパーの予備が欲しい」とお願いしたんです。
そしたら、「それは僕の管轄じゃないんだ。」と言って去っていきました。
次の人も。
そのまた次の人も。
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たくさんの人が訪ねてきました。
訪ねてきた人全員にお願いした結果、トイレットペーパーの予備が届いたのは、次の日のお昼でした。
横の連携は一切とれないみたいです。
残念でした。
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入院体験記⑤へと、続く
読んでいただいてありがとうございました(´˘` )
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